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◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆ の過去のお話(哺乳類1:虎以外 狼・狐・狸・他)


話を入れ替えた折、削除した過去の分のお話です。






  
 狼子野心(ろうしやしん)
走るオオカミ オオカミの子は人になれず飼いにくいことから、凶暴で教化し難いことをいいます。
また、謀反の心をもつことや身分不相応な望みをもつことにもいいます。

 獅子奮迅(ししふんじん)
獅子奮迅 獅子(ライオン)がふるい立ったように、または荒れ狂うように、すさまじい勢いで奮闘する様子や、勢いの甚だ盛んで素早く動くということを表します。「獅子奮迅の活躍」として用いられます。


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 狐の子は頬白(つらじろ)
面の白い子キツネ キツネの頬が白いことから子が親に似ていることのたとえでです。 カエルの子はカエルと同じ意味です。

 イタチの道切(みちき)り
イタチのみちきり イタチの通路を遮断することやイタチが目の前の道を横切ることをいいます。イタチは決まった道だけを通る習性ですが、遮断されると同じ通路を二度と通らないといいます、また、イタチが道を横切ると凶事が起こるという迷信があります。 そこから往来、交際、音信などの絶えることのたとえとしてもいいます。

 狐その尾を濡らす
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非力な子狐が川を渡る時に、最初のうちは尾を高く揚げているが、やがて力尽き水に濡らしてしまいます。
物事の初めは易しいが、終わりが難しいということです。


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 獅子吼 ( ししく )
百獣が恐れひれ伏す獅子 獅子がほえて百獣が恐れひれ伏します。それになぞらえ、堂々と説法するお釈迦様の様子や、その教えを聞いて邪悪な心を持った人が恐れ、正しい道を明らかにする説法のことをいいます。
また、大いに雄弁を振るうことや大演説のことをもいいます。

 焼き餅焼くなら狐色
程よく焼けたキツネ色 焼き餅・嫉妬はしすぎてもいけないし、まったくしないのもいけないもので、 キツネ色に焼けたモチのように、ほどよい程度にやくのがよいということです。

 イタチごっこ
イタチごっこイタチ いつまでやってもキリが無いようなことを表わします。
何人かが向かい合って手を出し、その手の甲を順番につねる。つねっている手の甲をさらに上からつねる…という具合に上へ上へと行くだけでいつまでも続く遊び。この時「いたちごっこ、ねずみごっこ」と言いながら遊んだのが語源とされてます。
昔はイタチやネズミがごく身近な動物で、噛み付く様子が手の甲をつねるのに似ていたことと、
農作物にとっては天敵であるそれらを、つねることで駆除するような意味・願いもあったといいます。



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 一匹狼
一匹で淋しいオオカミ 群れを離れて一匹だけで暮らす狼のこと。
そこから集団に属さず独自の立場で行動する人をいうようになりました。

 狸が人に化かされる
人に化かされるタヌキ 昔からタヌキは人をだますと考えられていますが、たまには反対に人にタヌキがまんまとだまされることがあるということ。
だまそうとして反対にだまされることや、甘く見た相手からしてやられる、ということを表します。


 獅子の子落し
獅子ライオン 獅子は 子が生まれて三日経つとその子を千尋の谷へ突き落とし 生き残った子だけを育てるという言い伝えから、子供を厳しく鍛え育てることを表します。
もとは古い中国の故事で、獅子とは清涼山という山に棲む架空の聖獣のことですが、歌舞伎で定番の連獅子から、実在のライオンとの混同が始まったらしいです。


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 おのが字の つくりを食らう 狐かな
狐のつくりを食らうキツネ 江戸時代の俳人、野々口立圃(ののぐちりゅうほ)の句。
逸話では、農家に頼まれて畑(うりばたけ)を荒らすキツネを戒めるため、立圃はこのような句の立て札を作ったそうです。
これが効いたのか、その後キツネはピタリと畑を荒らさなくなったといいます。昔は字を読んで内容を理解するキツネもいた?

 キツネに小豆飯(あずきめし)
キツネ

「猫に鰹節」と同じ意味で、好物を前に置いておくとすぐ手を出すから油断ができないということ。 
また、みすみす損をするような愚を犯すこともいいます。

 キツネが落ちる
キツネつきのキツネ キツネの霊に取り付かれたような病気(精神病)が治り、
正常に戻ること。
キツネつきの状態から、普通の状態に戻ること。



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 狼煙(ノロシ)
オオカミ 敵襲などの変事の急報のために、高く上げる煙や火。
古くは草や薪を燃し、後には、火薬を用いた花火のようなものもあったそうです。
中国ではオオカミの糞(ふん)は燃料としても使われていたが、火に加えると煙が真っ直ぐに上がるのでノロシには最適ということから、狼煙という文字が使われるようになりました。


 狸親父(タヌキオヤジ)
タヌキオヤジ 世故にたけた悪賢い男をののしっていう場合に使います。
たぬきじじいともいいます。

 鎌イタチ
イタチ 体を物にぶつけても触れてもいないのに、鎌で切ったような切り傷ができる現象のことで、かつては、イタチのような魔獣の仕業とされていました。
実際は、厳寒時小さな旋風などの中心に真空の部分が出来、人体が触れると気圧の差から、皮膚が切れたり出血することがあるのだそうです。


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 Dandelion(ダンデライオン)タンポポ
ライオンタンポポ タンポポの英名"Dandelion"はフランス語で「ライオンの歯」を意味する
"dent-de-lion"に由来しますが、これはギザギザした葉の形が
ライオンの牙を連想させることからきたそうです。

 イタチの最後っ屁(さいごっぺ)
イタチのさいごっぺ

イタチが追い詰められて進退きわまると、悪臭を放ち、相手がひるむすきに逃げることから、窮地に追い詰められたときに使う非常手段を表わします。

 狸(タヌキ)寝入り
タヌキ寝入り 都合の悪いときに眠ったふりをすること。
タヌキはおどろかされると気を失う習性がり、しばらくしてから逃げ去るといわれていました。昔の人はこの行動を人をだますためだと考えた事からいわれるようになりました。


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 キツネにつままれる
キツネ キツネに化かされる。
また、意外な事が起こって何が何だかわからず、
ぽかんとすることをいいます。
「キツネにつままれたような顔」のような言い方をします。

 狐(キツネ)と狸(タヌキ)の化かし合い
キツネにだまされる タヌキにだまされる
キツネもタヌキも人を化かす動物
といわれるところから、
悪賢い者どうしが互いに
だまし合うことのたとえになりました。


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 狐(キツネ)火
キツネ火 冬から春先にかけての夜間、野原・山間などに多く見られる奇怪な青白い火のことで、キツネの口から出るといわれており、鬼火、燐火、狐の提灯ともいいます。
また、歌舞伎などで、人魂(ひとだま)やキツネ火に見せるために使う特殊な火のこともいいます。

 狼藉(ろうぜき)
オオカミ

中国では「藉」は、「敷く」や「踏む」「雑」などの意味があり、狼(オオカミ)が寝るために敷いた草の乱れた様子の意味から、物が散らかっている様子を意味するようになリました。
日本に入ってからは、派生的な用法として“乱暴なふるまい”も意味するようになりました。


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 「ごんぎつね」

新美南吉が創作した童話。現在では小学校の国語教科書のほとんどに採用されているので、 子どもたちにとって「ごん」は最も有名(?)なキツネでしょう。
読む人に深い感動を与え、色々な事を考えさせられますが、特にコミュニケーションというものがいかに難しいものであるかを語っているようです。


いたずらキツネ

一人ぼっちの小ギツネ 「ごん」 は、寂しさをまぎらわすために、村に出て来てはいたずらをしていました。
ある日、小川に仕掛けた網に掛かっていたウナギを口にくわえたとたん、網の持ち主の兵十に見つかり、 「ごん」 はウナギを首に巻き付けたまま逃げ出しました。

それからまもなく、兵十の母親が死にました。 一人息子の兵十があのウナギを、病気の母に食べさせようとしていたのを知った 「ごん」 は、 悪いことをしてしまったと大変後悔しました。
何とかお詫びをしたいと、イワシ売りの籠からこっそりイワシを抜き取り、 それを兵十の家の縁側に置いておきまた。イワシ売りは売物のイワシが兵十の所にあるのを見て、兵十が盗んだものと思い天秤棒で兵十をなぐり大怪我を負わしてしまいました。

「ごん」 は、自分がしたことが思いもかけず兵十を傷つけてしまったので、 何としても償いをしなければと思い、それからは毎日森でクリやマツタケを拾って、 それをこっそりと兵十の家へ届けるのでした。
しかし、ある日とうとうその姿を目撃されてしまいました。 兵十はまたいたずらをしに来たのかと思い、手元にあった火縄銃を取ると、「ごん」 を撃ち殺してしまいました。



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 一斑(いっぱん)を見て全豹(ぜんぴょう)を卜(ぼく)す
豹
ヒョウの毛皮の一つのまだらを見て、
そのヒョウ全体のかたちや美しさを推測すること。
一部だけを見て全体を推量するということです。

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 狼狽(ろうばい)
オオカミろうばい

「狼」はオオカミ、「狽」はオオカミに似た伝説の動物で、前足と後ろ足の長さが違うそうです。 そのため自分で歩くのは苦手でいつもオオカミの背に乗って2匹一緒だったため、離ればなれになった時ひどくあわてふためきました。
そこから驚きうろたえることを「狼狽」というようになりました。

 「キツネうどん」と「タヌキそば」
葉まきキツネ

大阪では最初うどんには稲荷寿司がセットになっていたらしい。ある客が稲荷寿司の中味だけを先に食べ、後で外側をうどん汁につけて食べているのを見た店主が、味付けした油揚げがをうどんに入れてみるととても美味しかった。 それを油揚げの色から「キツネうどん」と名づけ出したところ大評判になった、というのが明治26年らしい。

ポンポコタヌキ


タヌキそばは「具が入っていないてんぷら」そば、から「種抜き」。それがなまって「タヌキ」になったというのが定説らしいです。


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 キツネと酸っぱいブドウ

キツネとすっぱいブドウ
空腹のキツネがブドウ棚の下に来てブドウを取ろうとするが、どうしても取れない。そこで苦し紛れに「あのブドウはすっぱい」と言ったというイソップ物語から、
負け惜しみ、やせがまんの例えになりました。

 とらぬ狸(たぬき)の皮算用(かわざんよう)
置物タヌキ

まだ捕らえていないタヌキの皮を売って、

いくらになるかと儲けの計算をすることから、

まだ手に入れていないうちから当てにして

儲けを計算したり計画を

立てたりすることをいいます。


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 タヌキの置物
tanuki

縁起物としてよく店先などに置いてあるものは、比較的性格の良い動物とされるタヌキを擬人化して、人間の理想像を象徴してるものだそうです。

  • 頭にかぶっている笠は「用心深さ」、
  • 大きなお腹は「太っ腹」、
  • パッチリ開いた眼は「物事を正しく見る」、
  • 地面に引きずる大きな金袋は俗に言う「子孫繁栄」ではなく「裕福」のシンボル、
  • また右手に持つ通帳は「信用」、
  • ○に八の字がついた左手の酒徳利は「飲み食いは腹八分目」、
の教訓だそうです。
いつも行く居酒屋のあのタヌキ。とても偉いやつだったんですね〜。


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 豹変(ひょうへん)

豹(ひょう)の毛皮は秋になると、汚い毛が抜けて細い美しい毛並に変わるとこから、心や行いが、すっかりきれいに変わることをいいます。
今では、それまで言ったこと行ったことをすっかり忘れたかのように、図々しく変わることに使う「君子は豹変す」ともいいます。

 虎の威をかる狐

権力のある者の威光を後ろだてにして、いばっている小人物のたとえ。
トラがキツネを捕まえたとき、キツネが「自分は天帝から獣の頭として認められているから、食ったりしたら天帝にそむくことになる。嘘だと思うなら後からついて来られよ」 と言うので、トラがついて行くと、他の動物はトラを恐れて皆逃げ出したが、トラはそうとは思わず、キツネを恐れて逃げるのだと思った。
という寓話から生まれた言葉です。

 キツネの嫁入り

日が照っているのに雨の降ること。
理由のわからない二つのことが同時に起きている時に使うこともある。


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動物に関る言葉のミニ辞典作成に際し、以下を参考にさせていただきました。
三省堂:広辞林、TBSブリタニカ:ブリタニカ国際大百科事典、角川書店:新国語辞典、小学館:新選漢和辞典、大修館:漢語新辞典、 三省堂:デイリーコンサイス英和辞典、川出書房:日本/中国/西洋/故事物語、動物出版:ペット用語辞典、 実業の日本社:大人のウンチク読本、新星出版社:故事ことわざ辞典、学習研究社:故事ことわざ辞典、Canon:国語/和英/英和/漢和/電子辞典、


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