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◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆ の過去のお話(鳥類2)


話を入れ替えた折、削除した過去の分のお話です。






 鳰(にお)の浮き巣
カイツブリ よるべのない意味で不安定なことのたとえ。
鳰(にお)はカイツブリの古名で、水辺の葦あしの間などに作られた巣が、水や風の状態で揺れ動き浮いているように見えることからいいます。


 飛ぶ鳥を落とす
朱鷺 飛んでいる鳥も、その勢いに押されて落ちてしまいそうになる、ということから
権力や勢いが強く、非常に盛んなさまをいいます。


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 おしどり夫婦
おしどり おしどりの夫婦がいつでも寄り添っている様子から出来た言葉で、いつも一緒で仲むつまじい夫婦のことです。生涯助け合い大切にするということを、鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)ともいいます。

 ニワトリははだし
ニワトリが裸足であるということで、
言わなくても分かりきっているということ。
ニワトリの足元は?
 燕尾服(えんびふく)
えんびふく? 男性の夜間用正式礼服。
上着の前丈が短く、背の裾が長く先が二つに割れて燕の尾のようになっている。
色は主に黒。共布のズボン、白のベスト、白の蝶ネクタイ、黒のエナメル靴などと組み合わせて着る。


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 水鳥の 鴨の羽色の 春山の おほつかなくも 思ほゆるかも

「青や緑に見えるカモの羽色と同じで、春霞がかかってぼんやりとしか見えない春の山のように、あなたの心が分からなくてもどかしく不安に思われるのです。」

マガモ
奈良朝の代表的歌人、笠女郎(かさのいらつめ)が大伴家持へ贈った恋の歌。
笠女郎の歌は万葉集に29首載っていますが、全て大伴家持へ贈った歌でした。
大伴家持が笠女郎に贈った歌はたったの2首でした。

 鶯や 柳のうしろ 薮の前
鶯 ウグイスという鳥は薄暗い所を好み、低空でしかも落ち着きがない感じで飛びます。
いま柳の木の後にいたかと思えば、もう藪の前にいる。まるで実況中継のような松尾芭蕉の句です。

 すずめの角
角のないスズメ スズメは弱い鳥であるから、たとえそのスズメに角が生えても、恐るるに足らないということ。


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 かささぎの わたせる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける
カササギ
七夕の夜、牽牛と織女を会わせるため
カササギが翼を並べて天の川に渡すという橋
その橋のように見える宮中の階段に
霜が真っ白におりているのを見ると
夜はしんしんと更けていっているのだなあ
冬の夜空を見ていた大伴家持は、天の川に掛け渡す橋を思い起こしていました。そして「その橋は宮中の御階(階段)にそっくりだそうな。」と思い作ったそうです。

 旅烏(たびがらす)
定まった住居もなく、旅をしつつ暮らしている人。
ほかの土地から来た人を卑しめていう言葉。
定まった住居もないカラス


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 浮かれガラス
月の光に浮かれ出てねぐらに落ち着かないカラス。
夜、家に落ち着かず歩き回る人や遊客をいいます。
浮かれガラス

 鷹(タカ)は飢えても穂を摘(つ)まず
鷹飛2

鷹(タカ)は高(タカ)に通じる言葉。
気位の高いタカはどんなに飢えても、人の作った田の稲穂を盗み食いするなどということはありません。
人も節操のある人は、どんなに困窮しても不正な金品を受け取るといった、道義にはずれるようなことは断じてしないということです。

 風声鶴唳(ふうせいかくれい)
風声鶴唳
敗残兵は風の音や鶴の鳴き声にも、敵かと思って怯えたという故事から、
ささいなことにもびくびくとし、おびえることを表します。


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 翠(スイ)は羽を以って自ら残(そこな)う
カワセミ 翠(スイ)とはカワセミのことで、美しい色の羽があるがために、情けようしゃもなく人に捕えられてしまいます。
長所がかえって、わざわいをひき起こすことがあるというたとえです。

 チキンレース (Chicken Race)
チキンカー どこまで我慢を続けられるかがポイントのレースで、度胸試しのためのゲームを指す言葉です。
例えば崖に向かってバイクや車を走らせ、崖っぷちにより近い位置で止めた者を勝ちとするものが有名です。ただし崖から落ちた場合は負けとなります。
アメリカでは負けた者はチキン(弱虫・臆病者)とバカにされるそうです。


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 鳶(トンビ)に油揚げをさらわれる
自分が手に入れた物を横から他人にうばわれ、ぼうぜんとすること。
鳶(トンビ)

 鷹揚(おうよう)
悠然と空を飛ぶ鷹 鷹(タカ)が悠然と空を飛ぶように、小さなことにこだわらずゆったりとしている様子。また、おっとりとして上品な様子をいいます。
「鷹揚に構える」というように使います。

 鳥篭に鶴をいれたよう
ジャンプツル 小鳥の鳥かごに、ツルを入れたらせまくて身動きできない事から、押さえつけられのびのびしない様子をいいます。


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 雀斑(ソバカス)
雀斑(ソバカス)のあるスズメ 顔や首・手など露出の多い部分にできる褐色の小斑点で、女子に多く思春期に目立ちはじめ、日光に当たると増えるようです。読みの「そばかす」と漢字の「雀斑」は、それぞれ別のものに由来しています。
読みの ソバカス は、ソバの実を粉にした後の「蕎麦殻(そばがら)」に似た斑点ができることから、「蕎麦の滓(そばのかす)」で「そばかす」と呼ばれるようになったといいます。
漢字の 雀斑 は、そばかすの斑点が、スズメの羽にある斑点に色や形が似ているため、当てられたものだそうです。

 雀の涙
ちっちゃなスズメ スズメは小さいから、流すなみだもほんの少しだということから、
ほんの少ししかないことをいいます。

 亀の年を鶴が羨(うらや)む
亀の年を鶴が羨

千年の寿命を保つという鶴が、万年の亀を羨ましがる
という意味です。

欲には際限が無いということです。


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 鳥居
由緒あるニワトリ

神社の入り口にかならずある「鳥居」の名前は、読んで字の如し「鳥がいる所」と言う意味で、止り木をさしています。そしてそこにとまるべき鳥はニワトリなのです。
これは神話で有名な、天の岩戸に天照大神(あまてらすおおみのかみ)がこもった時に、朝を知らせたのがニワトリだったからです。
ニワトリは夜に潜む悪霊や災いなどを追い払い、明るい光を呼び起こす鳥として考えられていたのです。

 「ハチドリのひとしずく」

南米アンデス地方の先住民に伝わる古いお話です。
現在の地球や人や文化に“ちいさな力”の大切さを教えてくれるとても素敵なお話で、今静かなブームが起きています。
ハチドリ 山火事が起こりました。森の生きものたちはわれ先にと逃げていきましたが、ハチドリだけは行ったり来たり、口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。
「そんなことをして一体何になるんだ」と言ってあざけり笑う動物たち。
でもハチドリは「私は私にできることをしているだけ」とだけ答えました。
山火事 山火事は人間が抱えるさまざまな困難や問題を象徴しており、
ハチドリはその状況を変えようとする一人一人と読み取れます。
また、環境問題へのメッセージとしてとらえる人もいます。
この話を読んだ後、身の回りの自分で出来ることをすればよいのではないか、という考え方になった人も多くいるそうです。



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 雁首(ガンクビ)をそろえる
偉い人の前で、並んで首を垂れている様子。
もとはタバコを吸う時に使う「煙管(キセル)」の先端が雁の首に似ているところから「雁首」といっていましたが、その様子が首をうなだれているのに似ていることから人のそのような様子もいうようになりました。
雁雁雁
 正鵠(せいこく)を射る
弓の的のハクチョウ 昔中国で弓の練習をする時、鳥の名を書いた布を的にしたそうです。
特に客を呼んで射るときは「正」というすばしこい鳥の名、祭りのときは白鳥の古名である「鵠(くぐい)」を書いたといいます。
つまり正鵠の本来の意味は弓の的、また的の中心、ということで、
そこから、ねらいどころ、急所、要点を意味するようになりました。
現在では「正鵠を得る」という言い方も多く使われています。


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 カモ(にする)
鴨

カモは鳥の鴨、カモは比較的捕まえやすい鳥なので、利益をあげやすいという意味で使われるようになりました。
その後、勝負事などでくみしやすい相手やだましやすい相手のことをいうようにもなりました。

 烏(カラス)に反哺(はんぽ)の孝(こう)あり
カーッカーッカラス
「反」は返すということで「哺」は口中の食物をあらわします。
カラスの子が成長後、老いた親に食物を口移しに与えて
養うとされていることから、鳥や獣でさえそうなのだから
育ててもらった親の恩には報いるものだということです。

 鵜(ウ)のまねをする烏(カラス)
目つきの悪いカラス

鵜は水にもぐって魚を捕まえる鳥。そんなことのできない烏が鵜の真似をしようとすれば、おぼれてしまうことから、人の真似をして、自分の能力以上のことをしようとして失敗してしまうことをいいます。


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 夜をこめて 鳥の空音(そらね)は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ
一番鶏の鳴き声を真似する

「夜が明けないうちに、ニワトリの鳴き声を真似して、
私をだまして通ろうとなさっても、
(函谷関なら通れるだろうけど)この逢坂(あうさか)の関は、
朝が来るまで決して開きませんからお通りできません。
私はあなたに決してお会いはいたしません・・・。」

 作者は、日本の随筆文学を代表する「枕草子」を書いた清少納言です。
 函谷関(かんこくかん)は鳥居忱作詞 滝廉太郎作曲の『箱根八里』の冒頭
 「箱根の山は天下の険 函谷関もものならず…」にあるように難関の代表である
 古代中国の長安と洛陽の間にある関所のことで、
 一番鶏の鳴き声を合図に門を開けていたという、故事をひいた歌です。
函谷関の鶏鳴(けいめい)
中国の戦国時代、秦の昭王に幽閉された斉の孟嘗君(もうしょうくん)は、夜半に辛くも逃れてようやく函谷関に至りましたが、関は鶏が鳴くまでは開門しません。
そこで鶏鳴の真似の上手な従者が鳴き真似をしてみせると、群鶏はそれに和して時をつくり始め、そこで関所の門は開かれ、孟嘗君は無事脱出に成功したという、『史記・孟嘗君伝』の故事によります。


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 バーディ・イーグル・アルバトロス(ゴルフ)
golf

バーディは小鳥、ゴルフの場合、そのホールの基準打数(パー)より一打少ない打数でホール-アウトすること。イーグルは鷲(ワシ)、パーより二打少ない打数で、また、アルバトロスはアホウドリ、パーより三打少ない打数でホール-アウトすることです。
バーディ 1903年、初めてロングホールのパー(標準打数)を、米国のアマチュア選手が破ったとき、その打ったボールはまるで小鳥が飛んでいるように見えたので、一緒にいた仲間は思わず「ザッツ・ア・バード!」と叫んだといい、この話がひろまり、「パーより1つ少ないスコア」を意味するようになったそうです。
イーグル さらにパーより2つ少ないスコアが出て、これは小鳥より強い、飛ぶという意味でイーグルeagle「鷲」となり、
アルバトロス ついに1921年、英米アマチュア国際対抗試合で、パーより3つ少ない、前代未聞のスコアが出ましたが、その名前は、羽ばたくことなく何時間も洋上を飛翔する海鳥(アルバトロス)となったそうです。


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 烏合(うごう)の衆(しゅう)
カラスがいっぱいカラスがいっぱいカラスがいっぱい

 カラスの集団の意味。
 カラスは規律性に欠け、集まってもただ騒ぐだけ
 であることから、人数は多いが、決まりもなく、
 ただ騒いでいるだけで、何の役にも立たない人たちの
 集まりのことをいいます。
 単に群衆のことをさす場合もあります。

 焼け野の雉子(キギス)、夜の鶴
キジ見返り鶴

雉子(キギス)はキジのこと。キジが自分の巣がある野を焼かれても危険を顧みずに子を救おうとし、
また、霜の降いおりる寒い夜にツルは子を羽でおおって暖めるということから、
子を思う親の愛情が極めて深いことをいいます。


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動物に関る言葉のミニ辞典作成に際し、以下を参考にさせていただきました。
三省堂:広辞林、TBSブリタニカ:ブリタニカ国際大百科事典、角川書店:新国語辞典、小学館:新選漢和辞典、大修館:漢語新辞典、 三省堂:デイリーコンサイス英和辞典、川出書房:日本/中国/西洋/故事物語、動物出版:ペット用語辞典、 実業の日本社:大人のウンチク読本、新星出版社:故事ことわざ辞典、学習研究社:故事ことわざ辞典、Canon:国語/和英/英和/漢和/電子辞典、


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