HAH logo

◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆ の過去のお話(無脊椎動物1)


話を入れ替えた折、削除した過去の分のお話です。






     
 蝶番(ちょうつがい)
蝶番のような蝶 開き戸や開き蓋などを支え、自由に開閉できるように取りつける金具のことで、ちょうばんともいいます。語源は蝶の番(つがい)で、その形状をとまっている雄蝶と雌蝶に見立てたものです。

 蜻蛉玉(とんぼだま)
トンボ ガラス製の玉の一種で、丸い玉の表面に二色以上の色ガラスでまだらの文様などを表したものです。
トンボの複眼に似ていることからこのようにいわれ、古墳の副葬品として出土もしているほど古くからあります。
英語ではBEADS、またはGLASS BEADSといいます。

 蜂起(ほうき)
ハチが巣から飛び立つように、大勢の者が
いっせいに暴動などの行動を起こすこと。

蜂蜂蜂蜂 蜂蜂蜂
 蚊のまつげに巣食う
とても不可能な事のたとえ ka


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 グラスホッパー (カクテル)
バッタ Ggrasshopperとは、英語でバッタやキリギリスの事で、このカクテルの色合いからつけられました。
ミントリキュール・カカオリキュール・生クリームでつくられており、香り高く、コクがあり、舌ざわりものどごしも、非常になめらかなカクテル。
極甘口なので食後のデザートがわりにもなります。


 胡蝶の夢(こちょうのゆめ)
胡蝶の夢 荘子が、蝶になって百年間花上に遊んだ夢を見て目覚めたが、自分が夢の中で蝶になったのか、蝶が夢の中で自分になっているのか分からなくなったという故事。 そこから現実の世界と夢の世界の区別がつかないこと、またこの世のはかないことをいいます。

 ゴキブリ
お椀(御器)の残飯にかぶりついたり、器そのものをかじることから「ゴキカブリ(御器噛り)」といわれていました。 カの字が抜けたゴキカブリ 明治時代、誤植によって「カ」の字が抜け落ちたまま広まってしまい、「ゴキブリ」と呼ばれるようになったそうです。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 虫の息
虫の息?の虫

虫のようなあるかないかわからないくらいの呼吸ということで、今にも息を引きとりそうな弱々しい呼吸のこと。
また、今にも死にそうな状態にあることです。

 スカラベ SCARAB(フンコロガシ)
スカラベ(フンコロガシ)

ファーブルが「昆虫記」の中で研究した虫としても有名で、
タマオシコガネやフンコロガシの学名でもあります。
古代エジプト王朝では、再生、復活の象徴として崇拝され、
これををかたどった石や印章などが多く作られました。
古代エジプト王朝では、二つの意味で崇拝されていました。
一つは、丸めて球になった糞を転がす姿が沈んだ太陽を東へ運んで
再び昇らせるイメージと重なり、太陽神と同一視されました。
もう一つはナイルの洪水が残す黒い肥沃な土から最初に顔を出すのが
この虫だということで、復活の象徴とされたのです。

 きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む
コオロギ

「こおろぎがしきりに鳴いている。白々と霜のおりているこの寒い夜を、寒々としたむしろの上に私は着物の片方の袖を敷いて、一人寂しく寝るのだろうか。」
作者の後京極摂政前太政大臣は、藤原義経のこと、関白兼実の子で「新古今集」の選者となり、仮名序を書きました。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 ウクレレ
飛び跳ねるノミ ウクレレ ハワイ語で「ウク」が蚤(ノミ)、「レレ」が跳ねるの意味で、「ウクレレ」とは「跳ねるノミ」が語源だそうです。

これはウクレレを弾く指の動きが飛び跳ねるノミのように見えたから、というものと、歌い踊る姿がノミが跳ねるように見えたから、という説があるそうです。

 玉虫色
玉虫

玉虫の羽根は、見る角度や光の当たり具合で、金紫色や金緑色に見えたり美しいもので、高価な着物や各種装飾に使われていました。
見方によって色が変わることから、見方次第でどうにでも取れる表現という意味で使われるようになりました。

 蜘蛛(クモ)の子を散らす
クモの子を散らす
クモの子が入っている袋を破ると、
たくさんの子クモが四方八方に散るところから、
大勢の人間が散り散りに逃げ惑う様子をいいます。



過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 夏の虫、氷を笑う
笑うイモムシ

夏の虫が冬の氷のことを理解できずに氷のことを笑う、
ということから、見識の狭いことや無知なことをいいます。

 蚤(ノミ)の夫婦
ノミ/ワンチャン

ノミのメスはオスより大きいというところから、夫より妻の方が、身体が大きい夫婦のことをいいます。
メスのほうがオスより大きいのはノミに限ったことではなく、結構沢山ありますが、その中でなぜ「ノミ」であるのかはわからないようです。

 蟷螂の斧(とうろうのおの)
蟷螂

「蟷螂」とはカマキリのこと。カマキリがその前足を斧(おの)のように振り上げて、大きな車に襲(おそ)いかかろうとする様子から、力のない者が、自分の力量も考えずに力の強い者に立ち向かうこと、むだな抵抗のことをあらわします。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 一寸(いっすん)の虫にも五分の魂
一寸虫五分魂

小さく弱い者にも、意地や考えがあるからあなどってはならないということ。
また、小さくても、馬鹿(ばか)にできないことのたとえです。

 泣きっ面に蜂
ミツバチブンブン

つらい目にあって泣いているところに、さらにハチが来てさす、ということから。
悪いことがあった上に、さらに悪いことがおきるたとえ。
また、不運が重なることのたとえ。


 尻切れトンボ
トンボ

トンボの尾はやわらかくて切れやすく、切れると飛べなくなってしまいます。
そこから、物事を中途半端で投げ出すことや、結末のつけようがない状態のことをいいます。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蓼(たで)食う虫もすきずき
蓼食う虫?

人の好き嫌いは人それぞれさまざまである、ということ。好みは人によって違う、ということ。または、物好きなことのたとえ。
「蓼」という植物(ヤナギタデ)が苦味とクセのある臭気を持っていて誰も好まないにもかかわらず、葉を好んで食べる虫がいるように、人の好みもそれぞれ異なるものであるということです。

 飛んで火に入る夏の虫
火に入る?

夏の虫にはあかりを求めて飛んで来ては、勝手に火に落ちて身を焼やいて死んでしまうものがいます。
そこから、自分から進んで危険な所に身を投じて、えじきになる者のことをいいます。

 蝶よ花よ
蝶よ花よ


親が自分の娘を可愛がり、大事にする様子。

多くは「蝶よ花よと育てられる」の形で使われます。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蚊の目玉のスープ
蚊 何でも食材にする中華料理のメニューの中には
「蚊の目玉のスープ」などという物もあります。
実はあれは大量に蚊を食べたコウモリの糞の中にある
未消化の蚊の目玉を集めて調理した物だそうです。
美 ? 味 ? し ? い ?


 虫の居所が悪い
虫の居所が悪いのは誰?

腹の中にいる虫のいるところが悪いので、不快である。気分が悪い。ということで、八つ当たりしたくなるような不機嫌な状態のことです。
この虫は三尸(さんし)(上尸、中尸、下尸)といい、人間が生まれると同時に身体の中に宿るものと信じられ、庚申の夜、睡眠中に身体から抜け出して天帝にその人の行いの善悪を告げ、天帝が罪科によってその人の寿命を決定するといわれています。

 アメンボ
アメンボウさんアメンボウさん

 アメのような甘い匂いを出すところから
 「アメ」ンボというようになったそうです。



過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 朝のクモは福が来る、夜のクモは盗人が来る
クモの巣

朝の蜘蛛(クモ)は福を持ってくるので殺してはいけないが、
夜の蜘蛛(クモ)は泥棒が来る前ぶれなので
かならず殺しなさいという言い伝えです。

勿論科学的には何の根拠もないそうです。

 千丈の堤も蟻の一穴より
アリアリアリアリ・・・
千丈(きわめて長いこと)程もある堤でも、蟻の出入りするような小さな穴から崩れるから、油断してはいけないということ。
どんな小さな事でも油断すると大変な事になるということです。

 蛍雪(けいせつ)

苦労して勉強することや苦心して学問をすることをいいます。
下記の故事からこのようにいわれるようになりました。

蛍 晋の車胤(しゃいん)は、貧しいために灯火用の油が買えないので、蛍を集めてその光で書を読みました。
孫康(そんこう)は
雪の明りで
書を読みました。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 コンピューター用語の「bug(バグ)」
バグ? バグ?

「bug(バグ)」は虫のことをいいますが、コンピューター用語ではプログラムのミスや色々な不具合をさします。
元になったのは蛾(ガ)でした。1947年にハーバード大学でコンピュータが故障し、エンジニアがコンピューターの回路の中で故障の原因だった「蛾」を発見します。 そして、その死んだ蛾を研究ノートに標本として貼り付け、ラベルに「コンピューターにバグが発見された最初のケース」と記したと言います。
現在、この蛾の標本はスミソニアン歴史博物館に保管されているそうです。


 夜の蝶

ホステスさんたちのこといいます。
明治末から大正にかけて、お酒も飲め食事も出来るカフェができました。
サービスにあたる女給さん達は一様に白いエプロンをし、後ろに大きな蝶結びをしていたので、このような職業の人を蝶と呼ぶようになったといいます。
他の説では、昼間は化粧もせずにごろごろしているのをイモムシ、夜になると別人の様になるのを蝶にたとえたともいいます。

蝶チョウちょう


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蚕(カイコ)
オカイコさん?モスラさん?

カイコが作る繭(まゆ)から生糸がとれ絹になります。
「コ」は元々は、「蚕」を指していましたが、後に身をくねらせながら動く動物全般を、広く指し示す言葉になったといいます。
そこで、「コ」だけでは、様々な種類を区別できなくなるので、飼う方を「飼い子」→「カイコ」と区別して呼ぶようになりました。
ちなみに生(鮮)で食べる「コ」は「ナマコ」といわれるようになりました。


 恋に焦がれて 鳴く蝉(セミ)よりも 鳴かぬ蛍(ホタル) が身を焦がす
蛍蛍


恋心を表に出すものよりも、口に出して言わないものの方が思いは切実であるということです。

 モンシロチョウ

紋が黒いのになぜモンシロチョウ「紋白蝶」という名前なのでしょう。
chou
もともとの正式和名は、紋が黒くて白い蝶ということで「モンクロシロチョウ」でした。
ところが名前が長くて覚えにくい、ということで、最初の国定教科書に載せるときに省略して「モンシロチョウ」としてしまったのです。
ですから「モンシロチョウ」は白い紋のある蝶という意味ではなく、紋のある白い蝶と解釈しなければいけないのです。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る





[ ◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆ へ戻る ]







動物に関る言葉のミニ辞典作成に際し、以下を参考にさせていただきました。
三省堂:広辞林、TBSブリタニカ:ブリタニカ国際大百科事典、角川書店:新国語辞典、小学館:新選漢和辞典、大修館:漢語新辞典、 三省堂:デイリーコンサイス英和辞典、川出書房:日本/中国/西洋/故事物語、動物出版:ペット用語辞典、 実業の日本社:大人のウンチク読本、新星出版社:故事ことわざ辞典、学習研究社:故事ことわざ辞典、Canon:国語/和英/英和/漢和/電子辞典、


line2