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◆ マイクロチップについて ◆

日本を含む多くの国ですでに導入されており、国家レベルで義務付ける国も今後増える見込みです。 人にも動物にも有益で、将来は犬の鑑札に代わるべきとも考えられる、マイクロチップの簡単な説明です。  (2006/5/31)

◆ マイクロチップってなに? ◆
◆ 何のために装着するの? ◆
◆ どうやって装着するの? ◆
◆ どこに? 年齢はいつ? ◆
◆ 安全性と動物への影響 ◆
  お楽しみ電脳紙芝居  
(付) 相模原市獣医師会の対応
(付)マイクロチップを利用した動物の個体識別事業




マイクロチップ ってな〜に?
マイクロチップと爪楊枝

  • 動物の個体識別が容易にできて、迷子札の役もする体内埋込型電子標識器具です。
    【ほぼ実物大のマイクロチップと爪楊枝の頭と先】⇒

  • 直径約2mm・長さ約12mmの、特殊ガラスで円筒形のカプセルに封入されているものです。

  • 番号を記録する電子回路やアンテナの役割をする 電磁コイル及びコンデンサが収められています。

  • 世界で唯一の変更不可能な15桁の個体識別番号が記録されています。

  • 個体識別番号等はデータベースに登録され、センターで管理されます。

  • 個体識別番号は、専用のリーダー(読取器)で読取ることができます。

  • 番号をセンターに照会すると、即座に飼主様情報等が検索できます。

マイクロチップリーダー
【マイクロチップを読み取る専用リーダー】

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何のために装着するの?
マイクロチップ縦 10円硬貨

  • 動物が迷子や災害発生時に保護発見された時に、身元を即座に確認するため。
    【ほぼ実物大のマイクロチップ】⇒

  • 不慮の事故等で負傷動物として保護収容された時、飼主様への返還率をより高めるため。

  • 改ざんや番号の消去・番号の変更は不可能なので、動物の盗難防止と確実な身元証明のため。

  • 海外からイヌ、ネコ等の動物を入国させる際、係留期間を短縮するため。

  • 危険動物と特定外来生物の個体識別措置・管理と飼養許可証明のため。

リーダーで読取った個体識別番号
【リーダーで読み取った15桁の個体識別番号】

チワちゃんの個体識別番号を読み取る


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どうやって装着するの?

  • 動物病院で獣医師が装着します。装着方法は皮膚の下への注入です。

  • 専用器具を用い注入しますが、通常の皮下注射とあまり変わりません。

  • 麻酔処置等は不必要で、動物に特別な苦痛を与えることはありません。

  • 電池交換が不必要で故障もないので、一生交換する必要はありません。
チワちゃんにマイクロチップを注入する マイクロチップ専用インジェクター
【マイクロチップを注入する専用インジェクター】

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どこに? 年齢はいつ?

  • 注入する箇所はイヌやネコの場合、通常は頚部背側となっています。

  • イヌは生後2週以上、ネコは生後4週以上で注入可能とされています。

  • 動物によってはその種類や体格等により、箇所や時期が異なります。

  • ほとんどの哺乳類、鳥類、は虫類、両生類、魚類に注入が可能です。
マイクロチップ横 100円硬貨と拡大版 マイクロチップを注入したチワちゃん

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安全性と動物への影響
マイクロチップon100円硬貨

  • 表面素材には、鉛を含まない生態適合ガラスを使用しているため無害です。

  • 動物の体内を移動しないように、表面に特殊な加工がされています。

  • 動物の生涯を通して問題が無いよう、約30年程度の耐用性があります。

  • さまざまな臨床試験が行われ、安全性は世界的に証明されています。

  • 故障や衝撃による破損事故等の報告は、2006年時点でありません。
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 お楽しみ電脳紙芝居 

ご存知? 名(迷)犬チワちゃんの大冒険活劇電脳紙芝居

「マイクロチップで良かったネッ!〜ものがたり」

下の写真をクリックしてください

名犬チワちゃんの冒険電脳紙芝居
<BGMが流れるのでボリュームに気をつけてください>

 
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(付)相模原市獣医師会の対応

当院が所属しています相模原市獣医師会の対応について、

相模原市獣医師会が毎月行っている「子犬子猫の譲渡会」において、
新飼主が決まった子犬子猫への「マイクロチップ装着義務化」に伴い、

全ての会員動物病院にマイクロチップ・装着器具
及びリーダー(読取器)を既に設置してあります。

又、リーダーで読み取った個体識別番号から
即刻センターに照会することができます。

マイクロチップを装着可能な動物種については、
各会員動物病院により異なる場合がありますので、
装着ご希望の飼主様はそれぞれご確認ください。


相模原市獣医師会ホームページ



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(付)AIPO(アイポ)のマイクロチップを利用した動物の個体識別事業

AIPO(Animal ID Promotion Organization : 動物ID普及推進協議会)は、
(財)日本動物愛護協会、(社)日本動物福祉協会、(社)日本愛玩動物協会、
(社)日本動物保護管理協会と(社)日本獣医師会により構成される組織です。

動物の飼主の責任と義務を明確にすること等動物福祉の増進と
人の生命、身体、財産に対する侵害の防止を目的とし
平成14年度から、マイクロチップを利用した犬・猫等の
家庭動物の個体識別を普及する事業を開始しました。

マイクロチップを利用した動物の個体識別事業を実施するためには、
それぞれの地域における動物管理センター施設等、
動物保護をした行政機関の協力が必須の条件となるため、
今後は国や自治体に協力を働きかけていく予定です。



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